1日目 ひめゆりの塔〜定期船のりば・久高島 19km
9/11(日)文責:川村博俊
旗手:川村 伴走:辻
行程:ひめゆりの塔〜定期船のりば・久高島
食当:阿部、北嶋、深尾
ごっつぁん品:サーターアンダギー×2

朝が…来た。爽やかな、朝だ。隊員たちはみなそれぞれ起床した。川村隊員はなぜか靴下をくわえながら寝ていた。南国楽園では昨晩不在だった管理人のおっちゃんがなんかほろ酔い気分になっている。傍らには、泡盛。しかもこの人、かつては東京のほうにも出てきており関東周辺の風俗について語り始めたから大盛り上がり。そして、料金の980円を払おうと1000円札を各隊員払うと、おっちゃんは、

『それポッキリね。』

と言い出した。あれ、お釣り……おーい。隊員たちはおっちゃんと合宿終了後の再会を誓い、宿を出発した。荷物については県庁前駅近くのコインロッカーに一括収納しているため、わざわざ重い荷物を運ぶ必要はなかった。しかし、超過時間が20時間近くも。どう考えても、ケチではないか!そして隊員たちは下のモスバーガー前で食えるだけ食い始めたのであった。とりあえずハンバーガーを食す者、ファミマでカップラーメンを買って食す者、ジュースだけ飲む者。皆それぞれ近づいてくる合宿に向けて腹ごしらえを施していた。そしてついにタクシーに乗り込み、スタート地点であるひめゆりの塔へ向かう。

30分ほどで、到着。まずは沖縄戦でその儚い命を散らしていった乙女たちにお祈り。もしみんな助かっていればどんな人生を歩んでいたのだろうか…。次に、一年生の川村隊員と深尾隊員は会旗と釜用の棒を探しにそこら辺を歩き回る。去年は丈夫で軽い竹の棒を使っていたとの事だが、そんなもん、ここにはないでしょ。沖縄の亜熱帯気候では竹は一本も生えていないということになる。2人で協議した結果、会旗にはそこら辺の折れた木の棒を、釜用には街路樹を支えていたらしい朽ちた棒をそれぞれ使用することとなった。すぐそばのレストランでは、ハッスル隊員、豊住隊員、佐藤隊員が合流しており各隊員最後の昼飯を堪能していた。しかし、一年生には選択権というものが存在していないのである。

出た来たのは、海ブドウ丼というまずそうなどんぶりだった。
しかも、ハッスル隊員は自らそれを注文している。


食ってみた。…あんまりうまくない。川村、深尾両隊員は苦悶しながらも何とか完食。一方、ハッスル隊員は自分で注文しておきながら残していた…。

辻隊員『一年じゃなくて良かった。』

昼食も終わり、いよいよこれでまともな飯が食えなくなる。隊員たちはひめゆりの塔の入り口へ向かい、そこで記念撮影、準備運動、校歌紺碧を済ませる。

旗手・伴走が発表され、いよいよその刻は訪れた。

吉田隊長『それでは張りきってぇ〜早稲田精神昂揚会 夏合宿、しゅっぱぁ〜〜〜〜〜〜〜つ!』

川村隊員『ウキョョョョョョョョョョョョァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!』

川村隊員吼える、走る。辻隊員も走る。豊住隊員も猛追する。あっという間に後ろの隊員たちが見えなくなった。しかし川村隊員は後ろにいる豊住隊員に恐れを感じ、尚も走り続けた。そうしたらいつの間にか伴走の辻隊員も引き離してしまう。と、意地を見せた辻隊員、しばらくして追いつく。途中で東大生を乗せているバスが通りかかる。川村隊員バスに向かい『死ね!』と叫ぶ。

そうしているうちに具志頭村役場に到着。ここを休憩所に設定することと相成った。辻、豊住、川村隊員はそれぞれ水を補給しに個人商店へ。やはり、そこで変な目をされる隊員たち。まだ1日目なんですが…。それに沖縄の水道水は大しておいしくない、ていうかぬるい。後続の隊員たちが続々と到着する中で、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。まさか、まさかね…。

再出発後、大量の降雨を確認。

辻隊員『何で昂揚会の夏合宿は毎回こうなるんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

懸念された降雨もすぐに止み、再び快調に歩みを進めていく隊員たち。しかし、これで懸念材料が完全に消えたわけではない。今日の宿泊地は阿部隊員の粋な計らいにより久高島という離島に決まっていた。ここへ行くには知念村安座間の港から出ているフェリーに乗らなければいけないのだが、最終便が5時半。つまり、タイム・リミットも5時半ということになる。間に合わなかった場合、

問答無用で地獄の野宿

焦る、普通に焦る!旗手の川村隊員はそのことでいっぱいになり、爆走し続ける。そうしたら伴走がいつの間にかいなくなっていた…。さらに、とあるバス停には何やら見たことのある二つの人影が…。

なんとバスの乗り継ぎに四苦八苦し、待ちぼうけを食らっている食当の阿部隊員と深尾隊員であった。旗手が先に行っているはずの食当に追いつくという事態は昂揚会夏合宿においては滅多に見られないのではないのだろうか。

川村隊員はしばし休憩し、再び出発。途中の道は予想外のアップダウンになかなか苦しめられた。あとで聞いたところによると、後続の隊員たちもこのアップダウンに相当苦しめられたらしい。日も少し傾き始め、川村隊員がバスの営業所に近づいてきたときに食当の北嶋隊員と遭遇。川村隊員はその営業所で水分補給をして、北嶋隊員と同行することとなった。最終便から一時間程度の余裕を残し、川村隊員と北嶋隊員は安座間の港に到着。そして食当は食材購入のために少しばかり行程を戻っていった。

30分ほど後、辻隊員が到着。少し時間があるということで隣のあざまサンサンビーチへと向かう。沖縄の海水浴場は砂というより、砂がサンゴ礁の残骸であった。すげー。辻隊員はズボンをはいたまま入水。川村隊員は記念撮影で意味不明なポーズをしていた。周りの観光客は我々がこんなきつい合宿なんか目もくれず沖縄に癒されているんだろうな、と勝手な想像を巡らして両隊員は港へと戻っていった。

なんとか全隊員が最終便の時間に間に合い、いざ久高島へ。30分ほど船に揺られた後に着いた。まさに離れ小島といった感じであろうか。島内を歩いていて途中で小学校に通りかかったとき、一人の女の子が自転車で校内を走っている。東京ではまずありえない(たまにDQNがチャリで校内をまわっていると思うが)。ひととおりうろちょろしているうちに、宿泊所に着く。

やっと一日目が終わったよ。宿のクオリティーに関しては、畳・布団あり・シャワーあり・ソファありで昂揚会夏合宿にしては高い。超豪華である。そんな宿に到着してしばらく、吉田隊長の様子がなんかおかしい。あれっ、あれれれれ!?

吉田隊長、発熱。

なんと39.8℃もあるらしく、中で寝込んでいた。ここで隊長がまた病人になっても本当困るんですが。

昂揚会夏合宿は一日目にして、最大の危機を迎えた。

そんなこんなで夕食の時間に。メニューはご飯・味噌汁、あと野菜炒めである。しかし、この席で食当が何やら策略を巡らせている。おかわりができない食当が食当処分と称して本当は自分たちが食べたかったのか。真相は良く分からない。じゃんけんを駆使し、野菜炒めをガードする食当。なかなか食べられない川村隊員。

そしてこの席で病人の吉田隊長が行程の途中で野グソをしたことを告白したのも付け加えなければならない。

巷では今日が衆議院選挙の投票日だったそうな。川村隊員はそのことがずっと気になってテレビから離れられない。そうして夜も更けていった。それでも、昂揚会夏合宿は始まったばかり。これからどうなっていくのやら…。
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